恩師
突然ですが、先日私の恩師が他界されました。
ほんの数日前の出来事で
私はお知らせを聞いてから、まだ心の整理がつきません。
先生との出会いは、学生時代のタイポグラフィの授業でした。
先生の授業が大好きで、
学年が変わって先生の授業が終わってしまう日に
「先生に会えなくなるのは寂しいです。飲みに行きませんか?」
と言った日から、学校を卒業して数年経った今まで
まるで東京のお父さんのように可愛がって頂きました。
最後に会話できたのは、今年の春、先生のお誕生日でした。
「僕はなんて幸せなんだろう。毎年お祝いしてもらえて。」
「残念な事に、人生最大のピンチを迎えております。」
「早くよくなって、君たちとまた飲める日が来るまで、待っててね。」
そんなメールを頂きました。
幸せなのは、私の方です。
貧乏だった頃にこっそりごちそうして頂いたり、
こっそりお仕事をいただいたり
私が迷っているとき「人生そう甘くないからな。でもなんとかなるよ」
そんな言葉をいただきながら、またごちそうになったり
毎年変わらず他愛ないメールをして頂けたり
数えればきりがない程の愛をいただきました。
そんな恩師に出会う事が出来て、
私は幸せです。
でも
いつも心配ばかりかけて、ごめんなさい。
って言いたかった。
いつも失敗してばかりの私だったから、
少しだけ前よりも前向きになった私を、見てもらいたかったです。
後悔先に立たずってやつですね…
なんだか今も、メールすれば返信が来そうな気がします。
「元気そうでよかったな。俺は木曜日は東京だから飲みに行きましょう^^」って。
辛い病気と闘った先生のご冥福をお祈り致します。
お疲れさまでした。
どうかゆっくり、休んでくださいね。返信はいりませんよ。
2013.7.15
愛弟子sue